裏木曽中津川

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ラジウム

当地域は日本有数のラジウム含有量がある鉱泉が湧出しており、「健康」と「食」をテーマとした地域資源を活用することにより、中津川北地域を「薬師の郷」として地域の活性化を目指す。

ラジウム調査部会

  1. 「温泉の基礎知識」
  2. 「新たな資源を求めて」
  3. 「薬師の郷の役割」
  4. 「地域の温泉」

1.「温泉の基礎知識」

写真事業を実施するにあたり平成18年8月28日に温泉の基礎的知識を得るため、(財)中央温泉研究所 所長 甘露寺泰雄先生に温泉についてご講演いただきました。
次のテキストは先生のお話をもとに作成しました。

放射能線(ラドン泉)の作用

ラドン(Rn)はラジウムが崩壊してできる元素(α線・β線・γ線)で常温では気体です。このため温泉が地下から湧出後、気化して空気中に散らばります。
 特にラドンの放射線(α線)は皮膚を通過しにくいため、呼吸によって体内に取り込まれ、肺から血液に溶け込み、全身の細胞に刺激を与えます。
この度合いは、年齢が若いほど、ラドン濃度や水温が高いほど、入用時間が長いほど吸収されます。30分から60分すると血中ラドン濃度と浴水ラドン濃度の間の平衡が成立します。
放射性成分は組織呼吸を抑制し、細胞膜の透過性を低下させ、神経細胞の酸素消費を抑制します。これらは鎮痛、鎮静効果に関係しプリン代謝を促進しアドレナリリンに拮抗して
血圧を下げ末梢循環障害を改善します。温泉に入ことにより身体の安らぎを覚え、温度・水圧・浮力・含有成分等により刺激を受け体の調子が変わる変調作用・機能調整作用を現します。

適応症

浴用:痛風 動脈硬化症 高血圧症 慢性胆嚢炎 胆石症 慢性皮膚炎 慢性婦人病
などに放射能線は特に効果的です。又一般適応症としては神経痛 筋肉痛 関節痛五十肩 運動麻痺 関節のこわばり うちみ くじき 慢性消化器病 痔疾 冷え性 病後回復期 疲労回復 健康増進などがあげられます。

温泉・鉱泉

温泉とは
我が国では温泉法という法律があって温泉が定義されています。「地中から湧出する温水、鉱水、及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)もので、温度25℃以上(戦後の南方における夏季の平均気温)でTable鉱泉の規定で定める19項目の物質の内、ひとつクリアーすれば温泉と呼ばれます。
鉱泉とは
これには法律上の定義はありません。
しかし、鉱物質を含んだ湧水と解釈され温度の低いものを指します。但し 環境省の指針では温泉の中でガスを除く液状のものといっています。

療養泉の定義(現行)

1.温度(源泉から採取されるときの温度)摂氏25度以上
2.8項目ある物質の内 そのひとつが一定の含有量を満たすもの

当地域ではその中のひとつ、ラジウムが崩壊してできるラドン(Rn)の温泉が多数湧出しています

岐阜県東濃地方の放射能泉について

土岐市からJR中央線の沿線に、古くから放射能泉が確認されています。
鬼岩鉱泉・瑞浪温泉・釜戸鉱泉など数多くの温泉・鉱泉が分布し、特に恵那市から中津川北部にかけ、日本では名石の三大産地のひとつに数えられ、恵那峡、恵那山と木曽川水系の一帯は古層の花崗岩からなっており、巨岩がつづく荒々しい風景をつくっています。
かつてはラジウム鉱石として、近くにある恵那山の名を取った恵那石(トール石の亜種)などの特産物として採掘されていました。
このような自然環境にあって笙の湯・内理薬師の湯・湯之島鉱泉・栗本温泉などこの地域は古くから注目されていました。

参考:ホルミシス効果とは・・・

ごく微量の放射線が、生命の源であるDNAの修復機能、ホルモン、酵素、がん抑制遺伝子を顕著に活性し、各種の難病を治癒すべく、全身のネットワークを始動するという現象です。
これは、ト−マス・D・ラッキー博士が1982年、Health Physics という放射線関連の世界的学術論文誌に、Radiation Hormesis (「放射線ホルミシス」;Hormesis = ギリシャ語でメ刺激モとの他の多くの難病は、活性酸素によって細胞・組織が傷害されていく病気で、その活性酸素の害を抑えるSOD(ス−パ−オキサイドディスムタ−ゼ)、GPX(グルタチオンペルタオキシダーゼ)などの抗酸化酵素が大変重要な意味をもっています。
低レベルの放射線は、これらの酵素を飛躍的に増加させてそれらの病態の進行を抑え、ベ−タエンドルフィンやメチオニンエンケファリンなどの鎮痛ホルモンや、アドレナリンといういわば積極ホルモンを増加させることによって、痛みを忘れ、病気に対して明るい前向きな姿勢になると考えられます。さらに、過酸化脂質が大幅に減少して細胞膜の透過性が飛躍的に改善されるために、破壊された細胞周囲の多くの老化細胞が若返り、難病の回復が期待されるのです。
〜低レベル放射線健康効果研究会 「放射線ホルミシスの医療応用」より抜粋〜
ホームページ:http://www.hormesist.ne.jp/llrh.htm

2.「新たな資源を求めて」

天候が比較的安定する平成18年8月28日から新たな資源を求めて、事前調査を開始して、11月1日本調査完了まで各地区の水質検査に廻りました。
予定日は期待通りの天候でしたが、ところによってはヤブ蚊との戦いでもあり、さらには遭難しかけたりひやひやもしました。

蛭川地区
蛭川 蛭川
福岡地区
福岡 福岡
付知地区
付知 付知
坂下・川上地区
坂下・川上地区 坂下・川上地区

3.「薬師の郷の役割」

少子高齢化が進み医療費の増加がそれぞれ大きな負担となってきました。
2007年1月10日の新聞報道によりますと、日本医師会が次のような指針を発表しました。

在宅医療の重要性指摘 日本医師会が指針

日本医師会(日医)は10日、少子高齢化の進行を受け、高齢者を対象にした在宅医療の充実を図るためには医師の意識改革が必要だなどとする指針を発表した。
厚生労働省は、入院日数を短縮し、医療費抑制につなげるため在宅医療を推進しており、日医の指針もこの流れに沿った内容。2008年度に導入が予定されている75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度をめぐる議論が大詰めを迎えており、日医としての立場を示した。
指針は、医療機関での療養とともに在宅療養も医療により支えていくことが望ましいとした上で、医療機関内だけに閉じこもるのではなく「地域をひとつの病棟ととらえる視点」への転換が重要だと指摘。
介護関係者らとの連携を深めることや、壮年期から高齢期に至る健康管理や予防に積極的に関与することなどを挙げた。

このように、国または人々の医療費抑制につなげるため、私たちの地域は非常に重要な大きな役割が待っているようです。

4.「地域の温泉」

『中津川北商工会管内の温泉ご案内』を見る