支援実績
木曽桧専門製材業者の新規部門販路開拓支援|(有)丸サ熊澤製材所
支援企業の概要
代表 | 熊澤 章宏 氏 |
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創業 | 1950年1月 |
従業員 | 1名 |
事業内容 | 高級木材として知られる「木曽桧」専門の岐阜県唯一の製材業者として、神棚用材、木工品用材を加工販売 |
強み・特長 | 創業以来木曽桧一筋で事業を行ってきたことによる材を見る目は高く評価されている。 材を原木から仕入れ、製材から細かい木取り(節など余分な部分を取り除く加工)までを行っており、取引業者から喜ばれている。 |
ホームページ | https://kisohinoki-kumazawa.jp/ |
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相談内容・課題など
後継者から新製品開発に係る販路拡大について相談を受け、ヒアリングの結果下記の課題が浮き彫りとなった
①取引先の減少
地域内の木工業者の減少により売上が減少傾向である。
②利益率の確保
製材による素材販売がメインだが、利益率が低く今後市場の大幅拡大も見込めない。
③営業ツール不足
新たに木曽桧風呂の製造販売を立上げたが、営業ツール不足により販路開拓ができていない。
支援内容・活用した支援メニューなど
課題を解決するため経営計画の策定を提案し、様々な支援を実施した。
①経営計画策定セミナーへの参加(H28年度)
今後の自社の経営計画の策定を勧め、商工会で開催した経営計画策定セミナー(伴走型・計7回)に参加してもらった。
②小規模事業者持続化補助金の活用(H28年度第2次補正)
新たに立ち上げた木曽桧風呂の販路開拓のため、HPを作成する計画を策定。経費負担のため持続化補助金を活用。営業活動時の信頼度が上がった。
③小規模事業者持続化補助金の活用・2回目(H30年度第2次補正)
前回の補助事業で一定の成果が上がったが、更なる販路開拓のため製品パンフレットを作成。営業活動に利用した以外にも展示会出展時に配布するなどした。
成果・改善効果など
①3年間で18%売上増加し、今後も売上増加が見込まれる
販促物を作成したことで下記の成果が生まれ売上が増加した。
・近隣建築事務所・工務店からの受注
他に都内大手ゼネコンからHPを見ての受注を請けた。
・県外入浴施設の大浴場補修の依頼
・卓球ラケットの製造依頼
当社ブログを見た卓球用品製造メーカーからラケットの製造依頼を受注
②地域内同業社との連携もよる地域活性化
桧風呂製造にあたっては後継者が所属する商工会青年部での交流がきっか
けとなり、製造の委託・材の供給など様々な連携が行われたことにより、自
社だけでなく地域活性化にも寄与した。
事業者の声
このまま何もしないでいたら自社の事業が先細ってしまうことに危機感を覚え、商工会に相談したところセミナーへの参加を勧められ、経営計画を策定しました。「木曽桧専門の製材業者が作る桧風呂」として新たな部門を立上げましたが、販路開拓をどう行っていいのか悩んでいた際には、木曽桧を扱う同業他社がHPを持たず「外へ売る仕掛け作り」が出来ていないことから、他社との差別化を図り販路開拓を行うことを提案頂き、更にその費用軽減の為に持続化補助金の活用を提案頂きました。申請書の作成から事業実施に至るまでサポートして頂き、2回目の持続化補助金の活用の際も同様に支援頂き、今回作成した販促ツールを活用し初めての展示会にも出展でき感謝しています。